
昔の職人さんが手掛けてきた古家具古道具たち。
古家具古道具に関わって23年目の店主米倉が、
数万点の品々に出会うたびに感じてきた感想です。

なんとも素敵なシルエットやデザイン、
このままでは、いずれ枯渇していき忘れ去られてしまう。さらには絶滅していく可能性も。
昔の職人さんたちが作り続けてきた
この魅力的なデザインを、
なんとか後世に残すことは出来ないのだろうか。
そんなことを、ここ数年ずっと考えてきました。
この素敵な古家具古道具のデザインを、
そのまま製作している家具メーカーなども見当たらず、
だったら自分で製作してみてはどうなの?
製作可能なの?
無垢材を使用して、昔のデザインをそのままに。
仲間や木工所の協力も仰ぎながら、
数年前に、大きな水屋箪笥の製作をスタート。
何度かサンプルを製作してみたものの、納得のいくものは作れず
試行錯誤を続けていくうちに、
いったんは、頓挫しそうにもなりましたが、
大きなものからの製作は荷が重すぎる
もっと小さなもの、やりやすいものは何?
かんがえてかんがえてかんがえました、
ありました、ありました、ありました!

古物の定番であり、不動の人気No.1。
丸椅子なら作れるかな?
つくれるでしょ!
つくってやろうじゃないの!
ということで、丸椅子の製作からリスタート。
まずは、一番好きなデザインの丸椅子のサンプルを製作開始。
無垢の楢材を使用して、北海道旭川の木工所に製作を依頼し待つこと数か月、サンプルが仕上がってまいりました。

なんて素敵なシルエット、なんて素敵なデザイン、質感、、、
昔の職人さんが作った当時の丸椅子もこんな感想だったのではないかな?
ひとめ見た瞬間に、いい!素敵!かっこいいね!
手に取ってみた感じも無垢材のなんとも良い感じ、
楢の杢目も素敵、デザインもよし。
こんな、試行錯誤の繰り返しから、
まずは、そうすけの身の丈に合った小さな家具、
丸椅子の製作から、
古家具古道具デザインの新しい家具。
製作はじめてみます。
100年後も使い続けてもらえるように。




古道具屋としてこのカーブ脚のデザインと出会うたび、なんて昔の職人さんは素敵なデザインを世に残したのでしょう。
そんな感想を毎回思ってまいりました。
楢材の美しい杢目と
色は3色、ナチュラル、ケヤキ、マホガニー
でご紹介します。



